2023年2月2日、佐伯区の五月が丘中学校で、自転車プロ・ロードレースチームのヴィクトワール広島に所属する久保田選手が、レースで使用する自転車を持ち込み、「職業講話」事業*1で講師を務めました。レース用サイクルジャージの久保田選手が、一日の大半がトレーニングと体のケアに充てる事や1日150～200km、1か月で日本縦断に匹敵する3,000kmを走るトレーニングについて話すと、生徒たちは目を丸くしていました。最後のパートでは、今の自転車プロ・ロードレーサーになる前、一度は一般企業に就職したものの、このままプロに挑戦せずに人生を終えたら、死ぬ前に必ず後悔すると考え、職場の上司や親の反対を押し切り、2年半のブランクを乗り越えて今のプロとしての自分があること、そして中学生の皆さんが高校や大学を経て、
就職の時を迎えた際には、自分の人生は自分しか責任が取れないことを認識し、後悔しないよう、しっかりと考えて決めてほしいと語りかけました。
※1 経済団体・広島市・教育委員会で構成する「ひろしまキャリア教育応援団」が主催し、生徒の職業観を育むため、社会人が講師となって自分の仕事について直接話をする事業。
講話中に、マンガ「弱虫ペダル」の話題を出して生徒とコミュニケーションを取っている風景。
一般企業に就職したものの、プロに挑戦しないままでは後悔すると考えた時の心境を語る久保田選手。
講話後には、多くの生徒が列をなしてサインをお願いしていました。
